米軍基地・外国人客開拓セミナーに行ってきました②
毎週うるま市でやっている外国人客セミナーにまた参加してきました。
今回の講師はアメリカ人の方です。
豊見城でハンバーガー店を経営しています。基本的に英語しか話せないらしく、通訳の方も同席していました。
思った以上に陽気なアメリカ人! 外国人客へ 「声かけ」の重要性
アメリカ人講師のコディさんが、外国人客へのアプローチについて繰り返し強調していた事があります。
アメリカ人の常連をゲットしたければ、「とにかく声をかけるべし」という点です。
アメリカ人は思いのほか陽気なので、丁寧すぎる対応は逆効果です。
いきなり声をかけるのは、ハードルが高いですが、下のようなトークからだと割と簡単だそうです。
入り口トーク① How are you today?(元気ですか?)
中学生の英語授業で、一番最初に教えてもらう言葉です。
しかし、その効果は高く、アメリカ人は言われると悪い気はしないそうです。
つまり、自分に気をかけてくれていると感じます。
言うタイミングは、お店に入ってきた後です。
ポイントは「思った以上に」近づいて言う事だそうです。
あいさつベースの遠くからの声かけだと、その分距離を感じてしまうそうです。
あくまで、言って終わりではなく、その後会話をするための切り口の言葉です。
入り口トーク② How is everything ? (他になにかありますか?)
これは、お客様の注文した料理が出そろった時使います。
追加の注文はないか? 頼んだのに、出てない料理はないか? 欲しい調味料はないか? 欲しい備品(ティッシュや取り皿等)はないか?
上のような要望をこの一言でまとめて聞く事ができ、便利です。
特に、追加の注文を取る事ができれば、客単価がアップするため、利益にも直結します。
さらに何も要望がなくても、「自分の事を気にかけてくれている」という印象を与えられます。
入り口トーク③ How was everything? (今日はどうでしたか?)
これは、お客様の帰り際に使います。 お会計の時が多いかもです。
これも、最大の目的は、外国人客に対して「あなたの事を気にかけてますよ」という姿勢を伝える事と、会話につなげる事です。
①~③を事務的にではなく、語りかけるように言ってみましょう(^^)
外国人客も納得のメニュー作り。ネイティブな人のアドバイスをもらう
お店らしさを作っていくのに、メニュー作りはかかせません。外国人客も納得のメニューを作りましょう。
メニューを作る際には、ネイティブな人のアドバイスをもらいましょう。
まず絶対にやってはいけないのが、スペルミスです。
dessert 〇 デザート
desert × 砂漠
なんということでしょう! sを忘れたばっかりに、メニューに地球規模の商品が!
こうしたミスは意外と多いようで、意味は通じても、外国人客に「適当な店」と思われてしまいます。
せっかくお店の個性を料理で出していても、これでは損な印象を与えます。
また、外国人客にあらかじめ説明してあげる事も大切です。
外国人も何かわからないものは注文できません。
Goya chanpuru ゴーヤーチャンプルー
↓
Okinawa Bitter melon with saute vegetables , tofu and spam 沖縄の苦いメロンと野菜、豆腐とスパムのソテー
なんという事でしょう! あのゴーヤーチャンプルーがソテーという言葉を使うだけで、なんか地中海料理のような佇まいです!
このように、あらかじめ食材をもれなく、メニューに記載してしまいましょう。
外国人客の、「あ~これ入ってるんだったら注文しなかったな~」という類のクレームの防止にもなります。
また、直訳するのではなく、あくまでお店の個性に合った表現を目指しましょう。
それにはやはり、ネイティブな人に 「あくまで直訳ではなく、外国人が食べたくなるような表現を一緒に考えてほしい」旨お願いしましょう。
外国人客の注意点。米ドルの取り扱いについて
外国人客をターゲットにすると、必然的に米ドルを扱う事になります。米ドルの取り扱いについて、絶対にやってはいけない事が一つあります。
「ドルを実際の相場よりかなり安く扱う事」です。 以前僕も見た事があります。
飲食店で、1ドル当たり20円くらい相場より安く、ドルの受け入れレートを提示していました。
やはり、外国人客からすると、「すごく不愉快」だそうです。 なので、ドルを扱うなら相場に近いレートを提示します。
相場から5円くらいの差なら、気にならないそうです。
外国人客に「お通し」はNG?
よく居酒屋さんで、お通しが出てきます。
しかし、外国にはその文化がありません。
明細で「お通し代」として記載してしまうと、「頼んでないものに、なぜ払うのか」とクレームの原因になります。
ただし、外国には「チップ」の文化があるため、「サービス代」として記載すると受け入れやすくなります。
外国人客へのPR
外国人客への知名度アップの方法として、 「基地内のスポーツチームのスポンサーになる」というものがあります。
チームのユニフォームに名前を入れられ、交流も深まるため、いい宣伝になります。
ただし、備品等の費用は出さなくてはなりません。オブリガードさんなんかが積極的にやってるみたいです。
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