外国人客は英語メニューがある親切なお店に行きたがらない?

市主催の外国人客開拓セミナーに行ってきました。 前回書いた事の続きです。 今回は最新の外国人客のニーズについてまとめたいと思います。

友達に「ツウ」だとアピールしたい外国人客が増えている

なぜか最近の外国人客は看板が英語表記だったり、メニューが英語表記のお店に行かなくなっているそうです。 ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,理由は、友達や同僚に「この人オキナワ通だ!」と思われたいからだそうです。 同僚を、日本語オンリーのお店に連れていきます。 その後「どうだい?日本語メニューしかないけど、最高にクールな店だろ?俺こういうお店知ってるタイプの人間なんだぜ、 よく知ってるだろ?だてに将校やってないぜ!」とやりたいそうです。 確かに言われてみれば自分でも海外生活が長いと、日本人の友達を連れていくなら和食店には行きません。 現地の隠れスポットに連れていきたくなると思います。 まあ、海外に住んだ事もないんですけど(笑) こうした傾向は飲食店をされている方の参考になるかと思います。 もちろん、客単価が低いお店には向かない手法です。 なので、ご自身の店舗に置き換えて考えて頂ければと思います。

外国人客の奥様のニーズを満たすのに必要な事

前回のコラムで、「沖縄での外国人客、つまり軍人は2つのカテゴリーに分けられる」と書きました。 ここでも、②のミドルクラス以上の年収がある層のニーズについて書きたいと思います。 よく「外国人客をターゲットにしたいけど、日本人との違いがわからず、どうしていいかわからない」という話があるそうです。 セミナーで教えて頂いたのは、 「あまり気にせず、日本人と同じように丁寧に対応する」です。 この、「丁寧」という所がポイントです。 特に、米軍人の奥様は丁寧かどうかを凄く気にします。 ???????????????????????????????? 具体的には、「サービスを受ける前にきちんとした説明が欲しい」という意識が強いです。 ネイルサロン等のサービスでは、先に仕上がりについての説明を丁寧にきちんと聞きたい。 そして仕上がりがイメージと違うと、凄くがっかりします。 クレームにもつながります。 そのため、あるネイルサロンでは、言葉でのやり取りを極力減らしています。 完成図を見せて「どれにしますか?」というスタイルです。 絵を見せて合意をもらっているので、クレームになりにくいそうです。 飲食店に置き換えると、あまり外国の人になじみの無いメニューは、写真で表記する等の工夫が必要かもしれません。 また、あらかじめなにかクレームがあった場合に、丁寧な対応をするためにマニュアルを整備しておく事も必要でしょう。 ちなみに、まったくの余談ではありますが、外国人客の嫌いな食材があります。 「タコ」です。 いわゆる「オクトパス」です。 なぜ嫌いなのかは、わかりませんが、とにかく嫌いだそうです。

現在満たされていない外国人客のニーズ

セミナーの先生は外国人客(米軍人)と仕事をしているため、日頃から彼らの満たされていないニーズが実感できるそうです。 ニーズの源は軍人さんの「行動や習慣」にあります。 ここからは、沖縄で起業を考えている人向けの話かもしれません。 ①「米軍人は月一回程度のペースで里帰りする」 この習慣がニーズにつながります。 米軍人が月一回帰る時に、毎回困る事があるそうです。 お土産です。 外国人の欲しがるものは、日本人とは異なります。 国際通りにある日本人向けのお土産屋さんでは、外国人のお土産ニーズは満たせないそうです。 そのため、軍人さんは毎回頭を悩ませるそうです。 ちなみに現在お土産の人気ナンバー1は、ウォシュレットだそうです。 このため、外国人客向けのお土産屋さんはニーズがあると考えられます。 ただし、外国人客の友達を作り、どのような物がお土産として需要があるかの情報収集は必要です。 (ある外国人は、与勝の闘牛デザインのマンホールを本国に持ち帰って飾りたいと言っていたそうです。このように、なにが売れるかわかりません。 徹底して情報収集を行うべきです。) 2つ目は 「頻繁に転勤がある」 ここにニーズがあります。 頻繁に転勤があるにも関わらず、「お別れパーティ」や「送別会」のニーズが満たされていないそうです。 ここは飲食店様向けの話です。 確かに、居酒屋で軍人がお別れパーティをやっているイメージはありません。 外国人客向けのお別れパーティプラン等を用意して、広告を打ち、リピーターになってもらえたりすると、凄くいいかもしれません。 その際にも、アメリカの文化を調べ、プランに反映させたりすると、口コミされやすいと思います。 最後に、米軍人に好かれるデザインについてですが、参考にすべきイベントがあります。 「那覇ハーリー」です。 そこで、海軍チームは毎年おそろいのTシャツで参加します。 そのTシャツのデザインが、米軍人の好きなデザインの集大成だそうです。結構日本人とは違うセンスのTシャツです。 外国人客を集客するための、お店の内装や広告を打つ際に参考にしたいですね(^^)  

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