知られざるブレンド米適性①
今回は、当社の事業戦略に関わりが大きい「ブレンド米適性」についてです。
当社のコンセプトは「お米マイスターのブレンド米」です。
なぜブレンド米にこだわるのか?
ブレンド米適性の具体例を挙げる前に、当社がブレンドにこだわる理由を書きます。
①例えば時期的な要因で、ある銘柄の仕入が難しくなったとします。
(お米の仕入ではよくある事です。仮に栃木産こしひかりと考えて下さい。)
②その場合、どうするか?
A案 同じクラスの銘柄米を提供。 (ストレート米 、例えば鹿児島産ひのひかり等)
B案 同じクラスの銘柄米をブレンドして提供。
当社の対応策はB案になります。
一見、A案でもオッケーな気がします。
しかし、この方法だと、2つ問題があります。
①同じクラスでも、100%銘柄が変わってしまうため、お米の水加減等の条件が変わってくる。
②同じクラスでも、味の特徴が違うお米しか手に入らない場合がある。その場合、求めていた味と変わってくる。
①、②に共通するのは「変化」です。
この変化を軽くし、調整する事がブレンドの狙いです。
さらに2つの案を詳しく書きます。
ストレート米で供給し続けるA案
栃木産こしひかり100%⇒鹿児島産ひのひかり100%
このような場合、同クラスであっても、①や②の影響が想定されます。これについては今度書きます。
ブレンド米で供給し続けるB案
栃木産こしひかり 30%
茨城産ひとめぼれ 30%
青森産つがるロマン 40%
↓
鹿児島産ひのひかり 30%
茨城産ひとめぼれ 30%
青森産つがるロマン 40%
こうする事で100%の変化を30%に軽減しします。
まあ、実際にはここまで単純な話ではありません。
ブレンドする銘柄や比率を考えて味を調整しますが、大本の理屈はこんな感じです(^^)
ブレンド米の目的は、あくまで優良品質を永続的に提供する事です。
長くなったので、②に書きたいと思います。あっ!適性の話まで行けなくてすみません。
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