炊飯レスキュー24時~あのジャーという密閉された空間で一体何が?アベノミクスとお米の意外な関係編~
皆さん、お米を炊いてますか?私は炊いてます。
炊きたての時はおいしく食べれる状態なのに、保温してしばらくすると、、、、、、
①ごはんが黄色くなる。
②パサつく
③臭う
等のよろしくない状態になる場合があります。
実は炊いた後の保温の仕方によってある程度予防できます。
ここで問題です。以下の保温の中で一番「アベノミクスの影響を受けてるっぽい」バブリーな保温の仕方はどれでしょう?
①炊いた後炊飯器に「炊飯器さん、いつもありがとうございます!今回もいい感じの保温をひとつお願いしますよ。へへっ へへへ しかし今日炊きあがった時の煙の出し方すげー恰好良かったすねー今度録画してスローで見、、、」と、炊飯器を可能な限り「よいしょ」してみる。
②炊いた後炊飯器に「おいこの炊飯器野郎、この前は散々だったな。今度ああいう保温の仕方をしたら家族を路頭に迷わせる事になるぞ。これは冗談じゃねえ。最後通告だ。こっちはヤマダ(この場合は普通にヤマダ電機の事)にも話は通してるんだ。お前の代わりの炊飯器なんていくらでもあるんだぞ。嫌なら文字通り死ぬ気で保温してみな」と、可能な限り叱責してみる。
③炊いた後炊飯器をより大きな炊飯器の中に入れ、お米の入った炊飯器ごと保温してみる。(この場合炊飯器ごと入れないといけないので、かなり大きな炊飯器を買い足す必要があります。)
④保温後一時間で使い切る。
まあ、問題の答えは炊飯器をもう一台買う分、③になりますが、保温についての本当に正しい答えは④になります。ええ、ええ、はい、そうです。「③はありえないけど、④も答えになってない」ですって?これから詳しく説明していきます。
原理的にはごはんはジャーを開閉しなければ10時間くらいは変色やにおいの発生は防げるといわれます。つまり、一般家庭であれば、ご飯時以外では開け閉めする事は無いはずなので、一時間にこだわる必要はありません。問題は飲食店です。食事を出す度にジャーを開け閉めするため、外気が入り湿度が下がりパサパサになり雑菌も入ります。現実的に長時間の保温は味も質も確実に落ちていきます。手間はかかるものの、飲食店では長時間の保温は避けたいものです。
ちょっとした気遣いでできる、お米の劣化に関する2つの注意点
①しゃもじはジャーの中に入れたままにしない
人の手はよく洗っても雑菌が残ります。ジャーの保温温度は菌がもっとも好む温度帯。しゃもじについた雑菌はジャーの 中でどんどん繁殖します。この菌の繁殖により変色やにおいが発生する事があります。
②保温しているごはんの量が少なすぎていないか
ジャーの中のごはんが少ない場合は乾燥しやすくなります。少ない場合にはなるべく容器の真ん中に寄せて乾燥しないようにしましょう。
– お米マイスター全国ネットワーク発行「商売繁盛読本」より一部抜粋 –
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