安いお米

本当に安いお米がわかる。秘密の計算式

すんごい、お久しぶりです。お仕事では、悪くないのですが、プライベートでは、厄年っぷりを満喫しておりました。一つだけ挙げるとすると、楽しみにしていた台湾旅行3日前にアキレス腱を断裂した事でしょうか。前厄でこれなら、本厄はどーなってしまうんでしょうか?それは、それとしてある実験を行ったので、その顛末を書かせて頂きたいと思います。

 

本当に安いお米を計算するための「炊き増え」とゆー概念

 

本当に安いお米とは何なのか?それを明らかにするために、ある実験を行いました。営業で飲食店さんを回ると、ほんっとーによく言われるのが、「もっと安いお米ないの?」です。しかし、安いお米は本当に安いのでしょうか?値段どおりではない真実が明らかになります。それは、「炊いた後、どのぐらい増えるのか?」という炊き増えという考え方で計算できます。

 

どんな実験なのか?

 

まずは、ドンキホーテで売られている、最安価格のお米を買ってきます。最安価格だけあって見た目も粒が小さいお米です。そのお米とコシヒカリを別々の炊飯器で炊きます。これが実験の全てです。、、、、、、、、。で?って感じですよね?これで何がわかるのかと?
ポイントは炊いた後にお米の重さが何グラム増えているかを計ることです。2合の重さはどっちも300グラム。で、炊いた後に水を含んだお米の重さがどれだけ増えるのか?という事を明らかにするための実験です。つまり、安いお米とコシヒカリで、炊き増えの量は変わるのかどうかを見たいわけです。

炊飯工程

結果どうなったか?

 

最安値のお米|300グラム➡693グラム 結果393グラムの重量増加。

コシヒカリ|300グラム➡728グラム 結果428グラムの重量増加。

つまり、2合のお米を炊いた場合、増え方に35グラムの差が出る事がわかりました。ここから5キロあたりでいくら増え方に差が出るのか、計算する事ができます。5000グラム÷300グラム=16・6倍。35グラム×16.6=581グラム。つまり、5キロ単位では、581グラム、増え方に差が出ます。これは一般的なご飯中盛りの4~5人前くらいに相当します。5キロで4人前分の差が出るという事です。

 

よろず支援イメージ

これがその計算式。(後で早見表があるので、読み飛ばしても大丈夫)

 

そのお米の値段÷5000グラム=そのお米の1グラムあたりの値段。➡581グラム×さっき計算した1グラムあたりの値段=5キロあたりのロスの金額。

そのお米の値段+5キロあたりのロスの金額=本当の値段。

それでは、実際に数字を当てはめてみましょう。ドンキのお米は税抜き1400円でした。1,400÷5,000グラム=1グラムあたり。0。28円のロス。
581グラム×0.28円=162円  もともとのお米の値段である、1,400円+162円=1,562円となります。
なんとういう事でしょう。1,400円のお米は実質1,562円という事になります。
これは、いわゆる激安値のクズ米といわれるお米と、こしひかり等の銘柄がついてるお米の炊き増えによる差に着目した計算式です。ちゃんとした銘柄米では起こらないはずのロスがクズ米では起きているので、それを値段に足さないと、本当の値段にはなりません。

 

クズ米の見分け方

 

この計算でわかるのは、クズ米の本当の値段です。通常のちゃんとしたお米では起こらないロス分を計算しましょうという計算式だからです。クズ米ではない、こしひかり等のお米であれば、値段そのままで受け取ればいいのです。あくまで、クズ米であることが前提です。そして、クズ米かどうかの見分け方ですが、スーパーなどの場合、表示シールにお米の名前が載っているかがポイントです。表示シールに名前が載っている場合、万が一違うお米を入れている場合、法律違反になるため、業者さんとしてもそんなリスクはなかなか犯しません。ほぼシロです。その代わり、お米の名前が書かれておらず、「国内産10割」と書かれているようなお米で値段も安く、粒も小さく感じたら、それこそがクズ米かもしれません。同じ、店先で販売してるコシヒカリなどのお米をそのお米の隣にそっと置いて、粒を見比べてみましょう。単純に粒の大きさが違う事がわかると思います。極端に白く、粒が小さい、シラタといわれるお米も混じっている事が多いです。

 

だからって計算がめんどい

 

、、、、、、、。わかります。だからって計算しようとは、思いませんよね?わかります。僕だってそう思うと思います。そこで、計算不要の早見表を作りました。こんな感じです。

税抜1,300円➡ロス分入れると実質1,451円

税抜1,400円➡実質1,562円

税抜1,500円➡実質1,670円

税抜1,600円➡実質1,780円

税抜1,700円➡実質1,890円

2023年現在のクズ米の相場は、おそらく1,300円~1,700円の幅になるかと思います。本来の値段にだいたい150円から200円の間を足すことでロス分を含んだ値段を出すことができます。

本当に安いお米がわかる秘密の計算式まとめ

 

いかがでしたか?結構な文字数になってて、自分でもびっくりしております(笑)。あまり知られていない炊き増えという概念。それを実験で明らかにし、計算式に落とし込んでみました。以外とロス分が結構かかると思いませんか?飲食店経営者の皆様にお伝えしたいのは、で、あれば、お店の利用者の満足度向上にもつながる、きちんとしたお米を使った方が長い目で見てもお得ではありませんか?という事です。それでは、また。

 

 

 

 

 


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