土井先生のお米の炊き方講座〜洗い米(あらいごめ)とは
ここ最近は、自社の戦略を時系列でストーリーに書き起こすという取り組みをやってました。やってみると、思いのほか長くなってます(笑)。そして誰か継続的に読んでいる方はいるのでしょうか?とりあえず、4話まで書きましたが、現代に至るまで10話はかかりそうです。それはぼちぼち仕上げていくとして、今回は土井善晴さんのお米の炊き方なる動画がツィッターで流れてきて面白かったので取り上げたいなと。
ROAD TO 洗い米(ARAIGOME)~まずは普通の炊き方をおさらい。
あらいごめって聞いた事ありますか?土井先生の動画で出てくる言葉です。ここで家庭で普通にお米を炊くときの手順を思い出してみましょう。
①お米をカップで計量(すりきりで。)
②お米を手早く洗う。水をかえる。(特に最初のすすぎは手早く)
③これを数回くりかえす。
④時間があるときは水につけておく。
⑤炊飯器にセット。炊飯ボタンを押す。
こんな感じではないでしょうか。しかし、土井さんは、「お米を炊く手順はずいぶん簡略化されてしまった」と言っています。特にARAIGOMEにしてから炊くという視点が欠けていると。昔の人にとっては常識だったのに、と。そろそろ洗い米について興味が湧いてきましたか?それならば、してやったりです。
ROAD TO 洗い米(ARAIGOME)〜お米は乾物である
動画の割と最初の方で「お米は乾物ですよ」と言っています。言われてみれば、、、たしかにそうだなと。乾燥させて、保存ができるから、日本人にとっての主食になり、貨幣的価値まで持つようになりました。そして、乾物だという事は、食べる前にしっかり給水させて戻す必要があるわけです。そして、ある給水の方法で仕上げたお米を洗い米と呼んでいます。
土井先生の炊き方
①お米をカップで計量(すりきりで。)
②お米を手早く洗う。(特に最初のすすぎは手早く)
③水が透明になるまで繰り返す。
④ザルで水を切り、真ん中をくぼませる。
⑤40分程度おく→洗い米完成!
⑥炊飯器にセット。炊飯ボタンを押す。
土井先生の炊き方は何が違うのか?
普通の炊き方と違うのが、③、④、⑤になります。一個一個説明してきます。最初の③はなんとなくわかりますよね?お米を洗う、いわゆる洗米は、お米の表面についている米ぬかを落とすための作業です。ただ、最近のご家庭では、それをだいたいでやってしまっているため、透明にならずとも切り上げているところが多いのです。しかし、やはり透明になるまでやる方が美味しくなります。④については、ちょっと驚くのではないでしょうか。水が透明になるまで洗ったあとは、ザルで水を切り、真ん中をくぼませます。こんな感じです。
⑤そして、そのまま40分程度おくと、洗い米が完成します。!?ここでびっくりしますよね?あれ、水につけないの?と。そのまま炊飯ボタンまで押してしまいます。水につける代わりに真ん中をくぼませ、ザルにおいた状態でおくのです。そうする事で、側面にお米どうしの固まりができ残った水分をさらに吸収し始め、水をつけるのと同じ効果になります。「同じ効果なら、水につけてもいいのでは?」と思いましたね?しかし、お水に完全に浸してしまうと、そこから食物は発酵を始めてしまいます。そのため、鮮度が落ちていく事に。そのために、ザルに上げお米を密着させる事で給水させていくわけです。これで、乾物であるお米を「戻していく」事になるわけです。洗い米になったあとは、すぐに炊いてしまうか、袋に入れて冷蔵庫に寝かせます。もうお分かりですね?予約設定で翌朝炊く場合は洗い米パターンで炊く事はできません。数時間水につける事になってしまうので。
土井先生のお米の炊き方講座〜洗い米(あらいごめ)とは〜まとめ
この動画では、炊飯ボタンを押すまででしたが、炊いたあとの「ほぐし」も重要です。炊きあがったあとすぐに行います。あと、炊飯器の蓋の内側に大量の水滴がついてた場合は、これも拭き取ります。この2つの作業で、ちょうどいい量の水分がお米に行き渡ります。
いかがでしたか?
①当たり前だと思われていた、水につけておく時間をザルにかえる。
②洗い米はすぐに炊くか冷蔵庫に保存
まとめるとこんなとこでしょうか。それでは、また(^^)
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