おいしさ感とお店らしさを考える

ここに、2つのメニューがあります。

①ハンバーグ定食  税込390円

②特製デミグラスソースにこだわった十勝牛ハンバーグプレート  税込390円

、、、、、どちらが食べてみたいと思いますか?

②は多少やりすぎ感あるものの、同じ390円なら、こちらの方が食べてみたいと思うのではないでしょうか?

このように、料理のおいしさを伝える方法は、ネーミングを含め、色々あります。

もちろん②のネーミングでふつうのハンバーグを出せば裏切られたという思いが強くなります。

そのため、料理の味が良い事が前提にはなります。

強調したいのはお店のこだわりを伝えるために、工夫を積み上げるという点です。

料理そのものが実はおいしくとも、その他の要素で損をしているお店は多いと思います。

昔、ある海鮮料理のお店にたまたま入った事があります。

すると、入り口にある魚が入ったガラスケースが汚れていました、、、

もちろん魚は新鮮でおいしかったのですが、残念でした。

おいしさ感は「総合力」です。

言葉の響き、おいしそうな写真、店内の温度、空調、照明、清潔さ等の全てをもって全力でおいしく食べてもらう工夫が必要です。

また、それら一つ一つの方向性が統一されている事も大事です。

無印良品では、商品のネーミングのつけ方についてマニュアルがあるそうです。

そうした仕組みをあらかじめ作っておく事で、「無印良品らしくない」商品が出てこないようにしています。

整理すると、

①お店がどんな「おいしさ感」をアピールしていくかを決める

②それを自分のお店の「らしさ」として一つ一つ見せ方、提供の仕方を工夫し続ける

となります。

以下に、おいしさ感の具体的な例として、以下に挙げてみました。

季節感

素材感

ヘルシー感

手作り感

安心・安全感

鮮度・産地感

手間かかってる感

最初の②のハンバーグは、素材感と手間かかってる感に該当します。

こうした取り組みを検討する上で、「大手チェーン店さんの工夫を見てまわる」という方法があります。

沖縄で繁盛している目利きの銀二さん等の居酒屋チェーンは、鮮度・産地感にこだわった見せ方をしていると思います。

お店の外観や店内のディスプレイについても、鮮度の良い、おいしい魚を使っていると思わせるもので、計算されています。

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普段から外食する際には、他店のいいところを見つけ、参考にする習慣が大事です。


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