炊く時の水にこだわると、ごはんはおいしくなるのか

炊飯レスキュー24時~お水までこだわりたいので、ちょっとアルプスまで行ってきます編~

皆さんは朝飲むなら軟水派ですか?硬水派ですか?私はわりと水道水をガブ飲みするタイプです。

「ミネラルウォーター」が商品として市民権を得てから随分になりますが、私が小学校の頃にはありませんでした。

その時はまさか自販機で水を買う時代がやってくるなんて思いもしなかったです。

係長「君ぃ、ちょっとノドが乾いたから水を買ってきてくれないか?」

新入社員「はい、それではご希望のミネラル分と鉄分、マグネシウム分をこちらの用紙にご記入頂きます。万が一私が買ってきた水を飲んで体調が悪くなったとしても、甲は乙に対して不服を申し出る事ができない旨の誓約書への署名もお願いします。ちなみにご精算は一括でお支払いされますか?それとも半年間の分割払いになされますか?」

係長「き、君ィ、水買いに行くのも細かい取り決めがいるのかね?」

新入社員「報・連・相が大事だと思ったのですが、、、わかりました。もっとシンプルに聞きます。係長は軟派ですか?硬派ですか?」

係長「・・・・好みの水の話でいいのかね?じゃあ硬派で。」

新入社員「どれくらい硬派なのか刑事ドラマで例えて頂かないと、どの商品がいいのかイメージできません! 例えば「あぶない刑事」のような硬派のなかにユーモアがあった方がいいのか、「はぐれ刑事 純情派」のような硬派の中にもはぐれた男の哀愁が漂っていた方がいいのか、きちんと教えて下さい!」

係長「じゃ、じゃあ西部警察で」

新入社員「・・・わかりました。もの凄い硬い水を買ってきます。」

上のような会話は、最近の係長が新入社員にお水を買ってきてもらう際のありがちなケースだそうです。日経新聞に載ってました。ホントです。

炊く時の水にこだわると、ごはんはおいしくなるのか

基本的に水によってごはんの味は大きく変わらないといわれます。ただ、どっちかというと軟水が向いています。硬水はミネラルの分子が大きいため、軟水よりもお米に水分がしみこみにくいためです。米の水を吸収するスピードは以外と速く、お米を研ぐ段階で吸収します。そのため、水にどうしてもこだわるのであれば、お米を研ぐ時の水から変えないと意味ありません。

学校では教えてくれない軟水と硬水の違い

軟水・硬水の基準には「硬度」が用いられています。どう表現するかというと、数値ではなく刑事ドラマに例えて、、、そろそろしつこくなってきたんでやめておきます。

硬度とは、水に含まれるカルシウムの濃さやマグネシウムの濃さで表される数値です。算出基準は国によって異なります。

①硬度100以下=軟水

②硬度300以上=硬水

というのが目安です。軟水はくせがないので、そのまま飲んでもおいしく、料理をするのにも適しています。硬水はミネラル成分が多いため、くせがあり、そのまま料理に使うには適していません。

 

お米マイスター全国ネットワーク発行「商売繁盛読本」より一部抜粋

 


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