トラック・ビフォーアフター。お米CMを効果的にする工夫

前に書いたお米のCM関連ブログの続きです。今回はお米のCMを、効果的にするための工夫を書きます。お米のテレビCMをやると決めた時から「どうやったらよりCMが効果を発揮するか」をずっと考えてきました。
テレビCMを効果的にするために、よく言われているのが、メディアミックスという手法です。テレビCMだけではなく、ラジオ、新聞、インターネット、フリーペーパー等の各メディアに広告を打ちます。すると、「あっこの会社、前にテレビで見たような、、、、、ラジオもやってるんだ。あっ新聞にも載ってる！」となり、よりターゲット層に深く記憶に残してもらうのが狙いです。ただし、、、、、、デメリットとして、、、、お金がすごいかかります。
今回のテレビCMは「お米のとけしという会社を知ってもらう」という最大の目的があるわけです。なので、メディアミックスのような方法を取る事は大事と考えています。しかし、お金はかけられません。なんとかお金をかけずに露出できないかと考えていました。
あれこれ考えたのですが、中々ピンと来るものがありません。最初は、交通量の多い場所に立て看板を設置して、「テレビCM放映中！お米のとけし」みたいな事を考えてました。テレビCMを見た人が看板を見て、「あっあのCMの会社だ」と記憶に残してもらうのが目的です。それで、立て看板の設置費用や月いくらかかるのかを調べました。すると、場所によりますが初期費用＆維持費に結構お金がかかる事が分かりました。

（例）
看板設置費用　100万円
毎月の掲載料　10万円
次に考えたのが、バスのペイント広告でした。結構、町中を走ってますよね。それに、お値段も手頃な感じがします。「よし。そうだ！バス広告で検討しよう！」と思ったところで、外を見ると、自社トラックが目に飛び込んできました。

お米CMのための、配達トラック・ビフォーアフター

もともとトラックには「とけし商事株式会社」という文字と電話番号だけ書かれていました。当然お米の自社CMをやっているという事は伝わりません。（ハイエース車両に至っては、社名すらありません。）そうです、、、、、、トラックを見ても何屋さんかすらわからないのです。これは以前から「もったいないなぁ」と思っていました。最低限お米屋さんである事は表記するべきです。

まず飛び込み営業で来ていた印刷屋さんに見積もりとデザインをお願いしました。デザインを依頼するにあたり、「そもそもなぜペイントを行うのか」をもう一度考えます。そして、「やるとすれば、どんなメッセージを入れるべきか。またどうそれを伝えるか」を考えます。それをそのまま印刷屋さんに伝えました。

お米CMを効果的にするためのポイント

見積もりから上がってきました。感想としては、「安くはないが、高くもない」といったところです。ただ、立て看板と違い、トラックは自社のものであるため、維持費用がかからないというメリットがあります。これがペイントをする大きな動機でした。デザインについては、
①会社のロゴカラーの紺色と模様を使う
②お米屋だという事をわかるようにする。
③テレビCM放送中の文言を入れる
という要望を出していました。そこで上がってきたのが以下のデザインです。
非常にいい感じだったので、すぐにオッケーを出しました。ペイントではなく、ステッカーを貼るという方法でお願いしました。耐久力の強いステッカーだそうです。
約半日のステッカー貼り作業。業者の方々お疲れ様です。あんなに凹凸があるところや、ドアの継ぎ目にピッタリ貼ってしまう技術はまさに神業です。

アフターのトラック写真